「イギリスやアメリカの人は、お灸のことを何も知らない。だから海外で「お灸フェス」をやりたい」と伊田屋先生。
「お灸は熱くないですよ」と教えてあげたい、そしてお灸でどれだけ足が軽くなるかを体感してほしいのだとおっしゃいます。
「ロンドン市内には公園が30個以上あります。そこでお茶を飲み休んでいる人たちに、日本の鍼灸師が無料でお灸をしてあげられたなら……お灸の認知度はあっという間に広まりますよね。ロンドンで広まったら世界に広まるのはとても早いです。ロンドンの次はパリ、その次はニューヨークと、世界の大都市で広げていければと思うんです」。
鍼灸師の力を借りて、世界に日本のお灸を広めたい――伊田屋先生の思いは、お灸の未来にピタリと重なっているようでした。